NPO CANBE

主旨と背景

子供のための動物と自然の絆教育研究会
-動物が持つ特殊な力を、人の社会の必要なところへ-

獣徳会はJAHA認定病院として日ごろから「人と動物のよりよい関係」(ヒューマンアニマルボンドHAB)を築く活動を推進しており、

動物が大好きな子供世代からより楽しく、また事故のない動物とのふれあいの素晴らしさを身につけることがとても大切なことだと考えています。

CANBEとは・・・

CANBE “Can be…”とは英語で「…になることができる」という可能性を秘めた言葉ですが、日本語の私たちの法人名は 子供のための動物と自然の絆 教育研究会:Child Animal Nature Bond Education の頭文字を並べたものです。

愛知県在住の児童・学童およびそのご父兄方などに向け、動物や自然を大切にする心の育成に関る教育事業を行い、動物や自然との交流が少なくなりがちな現代社会の子供をとりまく環境の改善を図り、「命の大切さ」「動物と人、自然との関係」の体感教育を通して、動物や自然への配慮や環境問題への意識の増進に持続的に寄与することを目的として、2009年6月特定非営利活動法人(NPO法人)CANBE(キャンビイ)を設立いたしました。

上記の目的を達成するため
◇子どもの健全育成を図る活動
◇環境の保全を図る活動
◇小児病棟や児童相談所等で医師や弁護士らとのチームワークにより、心身に傷や傷み、ストレスを抱える子どもたちの苦痛を軽減するセラピー活動
の3つを軸としての特定非営利活動をおこなっていきます。

具体的な内容は
① 動物との正しい関わり方の教育に関する事業
② 命の大切さを伝え、動物や自然を大切にする心を育む教育に関わる事業
③ 子供と動物が関わる場所、例えば移動動物園などへ啓蒙教材などの提供事業
④ 動物とのふれあいによる訪問を目的とする事業(病院小児科病棟訪問などでのアニマルセラピー)となっています。

いずれも、動物病院に勤務する獣医師を始め、動物看護士、しつけインストラクター、グルーマー(動物美容師)と老健施設などの訪問活動ですでに活躍している経験豊富な飼主と、訓練および指定の獣医学的検査を受けた健康な犬による活動です。

この取り組みは2006年から続いている中で、一件の事故も記録がございません。
これまで数々の新聞掲載や地元各報道機関から取材、問合せなどを受け、本会活動に対する社会、教育現場における大きな期待を感じております。
また、2014年5月には、第6回 日本動物大賞にて『動物愛護賞』を受賞しました。

今後も多方面の方々のご協力により、当会ミッションは専門家とともに教育現場が一体となって、より充実した教育を継続的に供給できる会を目指します。

幼児、児童期は人間形成において、命の重みを自然に感じ、弱いものをいたわる心がはぐくまれる重要な時期であり、本来は自然、動物、家族や地域社会との関わりの中で、ごく普通に身についてきたものなのかもしれません。現在の核家族化、地域社会における相互関係、自然や動物との交わりの希薄化をはじめ、低年齢からのコンピューターゲームの浸透の結果、子供をとりまく環境はますます悪化し、命の大切さを体得することができないという大きな問題を多く耳にします。青少年による耳を疑いたくなるような凄惨な犯罪など、最近の悲しいニュースに、私たちは自然や動物と接する機会を失いつつあることの危険性をますます身近に感じています。

ヒューマンアニマルボンドをめぐる実質的研究は70年代にアメリカやヨーロッパの獣医学、精神医学、動物行動学、教育学、社会学、脳科学、児童発達学などの各分野の複合的な協力によってはじまり、いまや教育、福祉、医療の各分野で応用されるまでに発展し、われわれは臨床分野においての貢献にとどまらず、専門家として児童教育と社会貢献にこの効果を活用することを目的としてこの活動を始めました。

2015年以降、人と犬との間に信頼関係がある場合、みつめ合ったり、ふれあうことで「幸せホルモン」が人にも犬にもどちらにも有意に上昇する研究結果が発表され、さらに、小児ガンの子ども達が犬セラピーを受けたとき、子どもにも犬にも幸せホルモンが増えていることも証明されました。

ペットブームを背景に一見、豊かな動物とのふれあいは広がっているように思われがちですが、ふれあい広場と名のつく場所では、何頭かの無抵抗のウサギやモルモットが、指導のないままに放置され、扱い方を知らないだけの罪のない子供たちに放り投げられている現実があり、犬の表情の変化やTPOを知らない子供たちが、動物がたまらなく好きという純粋な気持ちだけで無防備に近寄るために起こる咬傷事故は、将来トラウマとなってのこります。本来多くの子供が自然にもっている、かわいらしい動物をいとおしいと感じるその気持ちを、楽しくふれあうことで、より一層価値のあるものとして、大切に育んであげましょう。

「子供のための動物と自然の絆」教育活動 概要

「いのちの大切さ、自然のすばらしさ」を心で感じる 健全な子どもたちのやさしい成長を願って

2007年から獣医師と動物看護師、犬のしつけインストラクター、看護師などの専門家らであたたかい飼い主と共に幸せに暮らす犬と一緒に活動しています。小学校や児童館、幼稚園などでいのちのあたたかさにふれる機会を提供し、動物や自然を大切にする心の育成に関わる体感教育と、小児病棟でのドッグセラピーなどを行っています。2020年より小児病棟での活動は、日本動物病院協会のCAPP活動として登録されています。(認定試験に向けた準備をすることができます)2020年8月、日本で初めて虐待を受けた子どもに寄り添う『付添犬』が裁判所に入廷しました。
CANBEは2014年からこの活動の基礎作りのお手伝いをしています。愛情をいっぱいに受けた動物の持つ特別な素晴らしい力が、社会に、人に役立てられるこの活動に是非ご協力をお願い致します

子どものための動物と自然の絆
  開催日程 平均毎月1~2回を予定
開催場所 愛知県内及び名古屋市。東郷町を中心とした各教育児童機関
主催

NPO活動法人CANBE

子供のための動物と自然の絆教育研究会

テーマ 科学的、獣医学的根拠に基づいたいのちの教育の普及。
犬との出会い、ふれあい方の実践と体得。
日本ヒューマンアニマルボンド・ソサイエティ(J-HANBS)
ヒューマンアニマルボンド教育課程、北米大学動物福祉課程およびアメリカ ヒューメイン・ソサイエティの児童動物福祉教育内容を基本に、対象となる地域や子供の年齢に最適な内容を検討し供給します。
スタッフ構成 専門教育指導員を含む獣医師、動物看護師、しつけインストラクター
グルーマー、JAHA認定パートナーズ(動物介在活動プログラムへの参加貢献を目的として、定められた一定の評価基準を達成した優秀な家庭犬とその飼い主とのパートナーズ) 動物病院スタッフ 動物看護実習生 ほか

イベントに参加する犬は獣医師により健康チェックを受け、会の前日にきれいにグルーミングを済ませた清潔で、またボランティア経験のある安全な犬たちです。
アレルギー疾患を持つ子供たちに関する話し合いなどは事前に細かく行われ、アレルギーの危険性の極めて低いプードル犬と、実際に手を触れることなく楽しめるプログラムなども提供しています。

CANBE活動概要
CANBE活動概要

今年度の活動予定

  • 「保護動物って?」「犬/猫ってどんな動物?」対象:小学校学童
  • 「命があるってどんなこと?」対象:学童、幼児全般
  • 「知っていますか・犬の気持ち、あんな顔こんな顔」対象:児童全般
  • 「犬との安全で楽しいふれあい方 出会いから触り方まで」対象:児童全般
  • 「犬に咬まれないためには」対象:児童全般

活動予定詳細を見る

命の教育活動に参加しませんか?

お手伝いをして下さる方を募集しています!!!
愛犬と一緒に心温まる訪問活動に参加してみませんか?
動物を家族のように愛するあなたと、愛情いっぱいに育てられた犬の持つ優しくあたたかい手を必要とする子どもたちが待っています。

飼い主さんと犬とのパートナーでも、人だけの参加も募集します。
犬と子供が大好きで、ご都合のよい日に小学校、幼稚園で子供たちに動物のふれあいの楽しさを教えてあげたい!一緒に楽しみたい!と思っている方、どうぞお気軽にお問い合わせください。当院の患者さんじゃなくてももちろん、OKですよ♪

こんなわんちゃんが向いてます!
・落ち着いている
・いろんな人や場所に慣れている
・子どもが好き(CANBE)


毎月約1回、午後1時からの3時までの約1時間を基本に各教育機関にて開催します。
詳しくはメールでお問い合わせをお願いします。スタッフにもお気軽にお問い合わせください。

jamc@jyutokukai.com
担当:村上・ひづえ
獣医師 吉田・廣瀬

アクセス

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家庭動物診療部門 9:00~15:00 予約優先 
総合診療科・予防医療
東洋獣医療科( 漢方・鍼・灸 )
ペットケア部門
J ケアハウスベッツ
9:00~18:00
美容・ペットホテル・しつけ教室
老犬猫ホーム デイケア
ショートステイ・訪問介護・リハビリ
アニマルセラピー部門
NPO CANBE
(キャンビー)
子どものための動物と自然の絆教育研究会
事務局

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〒470-0162 愛知県愛知郡東郷町春木音貝107

 

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